2004年第12回府下一斉どんぐりまつり開催案内
私達は大阪の自然を守るために、自然観察会や調査を行ってきましたが、91年より(社)大阪自然環境保全協会の吹田自然観察会でどんぐりあそびをテ−マにした「どんぐりまつり」をはじめたところ、思いがけず大勢の参加者を得、好評を博しました。どんぐりのなる木は私たちが守りたいと考えている里山の林を代表する木です。この自然をより広く訴えるために1993年より、大阪府下各地で多数の一般市民を対象に、「どんぐりまつり」を開催しています。
1.開催主旨
1)自然遊びを復活し、子ども達の感性を育てる。
2)自然遊びを通じて自然の楽しさ素晴らしさを子ども達に伝える。
3)どんぐりの木に代表される里山の自然を守り、再生することを訴える。
<開催主旨説明>昨今の都市化の進展により、都市周辺の田園、里山などが減少し、都市住民特に、子ども達の自然離れが大きな問題になっています。そのため、かつては子ども達にとって、ごく普通の遊びであった草花遊びやどんぐりを使った工作も今や縁遠いものとなってしまいました。子ども達はこうした遊びを通じて、自然にふれ、豊かな感性を培い、創造力を磨いていったのです。こうした人間の可能性の開発は、多様性の高い自然環境の中でこそできるものであって、マニュアル化された遊びやゲ−ムだけではなしえないものです。田園や里山の自然を見直し、保全再生することは、これからの都市に欠くことのできないものです。私達は今回、里山を代表するどんぐりを取り上げ、これを使った楽しい遊びを子ども達に紹介し、子ども達に自然の楽しさ素晴らしさを知ってもらうとともに、自然に親しむことをより多くの人に広め、里山の保全再生を訴えたいと考え、「どんぐりまつり」を府下一斉に開催することにしました。
2.内容(会場により内容は若干変わります。)
1)どんぐりを使ったクラフト(コマ・やじろべえ・人形・リ−ス作り等)
会場内に落ちている木の実のどんぐりを使用して、どんぐりごま、どんぐりをおもにしたやじろべーなどを、参加者が直接作成する。
2)どんぐりこま回し、どんぐり的当て大会などのゲ−ム大会
どんぐりでこまを作成し、こま回しをする。どんぐりを弾にして、似顔絵などを描いた看板に口を開けて、そこの入れていくゲーム
3)どんぐりのフエづくり
ドングリの中味を取り出して、楽器の笛をつくる。
4)シイノミの試食
どんぐりの種類で食べられるシイノミを、煎って食べる。
5)里山をテ−マにした自然観察や遊び、自然物の工作
どんぐりだけでなく、里山の自然を子供たちに体験してもらうために、木登りをしたり、木の葉でアートしたりする。
6)どんぐりや自然に関する紙芝居や劇など
会場の自然にまつわる民話や生き物の逸話などを大型の紙芝居にして上演する
3.連絡先
〒530-0015 大阪市北区中崎西2-6-3 パステル1-201
(社)大阪自然環境保全協会 (担当理事 高畠 耕一郎)
電話 06−6374−3376
Fax
06−6374−0608
保全協会事務局
office@nature.or.jp
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